こんにちは!クイックリペアプラス鹿児島店です(^^♪
今回は、鹿児島市内よりご来店いただいたお客様のご紹介です。依頼内容は、充電ができずに起動しなくなったNintendo Switchの復旧修理です。
それでは早速Switchの修理風景をご覧ください。
充電できないSwitch
こちらは今回鹿児島市内よりご来店いただいたお客様のNintendo Switchです。充電器に繋いでも全く反応がありません。
お客様に話を聞くと、前日の夜に充電器に繋いでも反応がなく、そのまま充電器に繋いでいたがバッテリー残量がなくなり最終的には起動しなくなってしまったとのこと。
まず初めに疑うべき故障箇所は充電口なのですが、充電口が壊れる場合は「一定の角度でしか充電ができない」「充電器に繋いだまま落としてピンが折れた」など、原因が分かるような前兆があります。
しかし、今回のSwitchは特に前触れもなく突然壊れてしまったとのことだったので、基板の故障も考えられます。
故障原因の特定
テスターを使い確認したところ、充電口は壊れていなかったため基板の故障が考えられます。基板を細かくチェックしたところ、Switchで一番壊れやすい『M92T36』というICチップが壊れていました。
このICチップは非常に壊れやすく、充電ができなくなる以外にも、エラーコードが表示されるなどの症状も、このICチップを交換することで改善できるケースが多いです。
ICチップ(M92T36)は、ヒートガンを使い慎重に取り外します。この際、周りのコンデンサなどを巻き込まないように垂直に持ち上げるように取り外します。
YouTubeなどでも解説している動画があり簡単そうに見えますが、かなり細かい作業なので自分で修理する場合は「壊れてもいい」という覚悟を持ってやりましょう。
心配な場合はSwitchの基板修理に対応しているお店に持ち込むことをお勧めします!
充電できるようになったSwitch
こちらは基板修理によって無事充電できるようになったNintendo Switchです。しばらく充電することで無事起動を確認することもできました。
起動後は細かく動作確認を行うのですが、今回のSwitchはJoy-Con(ジョイコン)の読み込みに問題があるようでした。
他のJoy-Conでも確認してみましたが反応が悪い症状は改善されなかったため、本体側のスライドレールに問題があるようです。
こちらは本体側のスライドレールから取り出したJoy-Conと接触する部分です。左側の部品は洗浄済みで、右側は洗浄する前です。
白や茶色に汚れているのが分かると思います。これは水濡れなどが原因で腐食した状態です。今回の「充電ができない」といった故障も水濡れが原因の可能性があります。
スライドレールにある接触部分を洗浄したことでJoy-Conを読み込めるようになりました。その他の機能も確認しましたが、特に問題はありませんでした。
ご返却時、お客様に過去にSwitchを濡らしてしまったことはなかったか確認したところ、「最近お茶をこぼして濡らしてしまった」とのことでした。
今回の故障は、お茶の水分が充電口に残った状態で充電器に繋いでしまったことが原因で基板がショートしたと考えられます。
Switchを濡らしてしまった際は、一番は修理店に持ち込んで内部洗浄することをお勧めしますが、忙しいなどで修理に出せない場合は、電源を切って本体が完全に乾くまで充電器に繋がないようにしましょう。
今回はNintendo Switchの基板修理をご紹介しましたが、その他の症状も基本的には即日で修理対応しています。Nintendo Switchの故障でお困りの際は、是非クイックリペアプラス鹿児島店へご相談下さい。
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