こんにちは!クイックリペアプラス鹿児島店です(^^♪
今回は、鹿児島市内よりご来店いただいたお客様のご紹介です。依頼内容は、突然充電できなくなったNintendo Switchの復旧依頼です。
それでは早速Switchの修理風景をご覧ください。
充電できないSwitch
こちらは今回修理の依頼がありましたNintendo Switchです。突然充電できなくなったとのことなので、まずは充電口の故障を疑います。
お客様に話を聞くと、数日前までは問題なく充電はできていたようですが、テレビモードが使えなくなっていたとのことでした。Switchの充電口が壊れるとテレビモードも使えなくなってしまいます。
クイックリペアプラス鹿児島店に来店される前に違う修理店に出したところ、「修理はできない」と断られてしまったそうです。その修理店では「バッテリーを交換してみただけ」とのことだったので、今回は充電口部品の交換を試してみることになりました。
Switchの充電口は基板に直接はんだ付けされているため、まずは基板を取り出します。赤丸で囲ってある部分が充電口の部品になります。
ヒートガンとはんだ小手を使って慎重に部品を取り外していきます。この際、強引に充電口の部品を取り外そうとすると基板のパターンが剥がれてしまい修理が困難になるので注意が必要です。
こちらは充電口の部品を取り外した状態のSwitchの基板です。パターン剥がれなどもなく綺麗に取り外すことができました。Switchの充電口修理のコツは、「細目に洗浄しながら丁寧に作業すること」です。
ヒートガンやはんだ小手を使用する際に塗るフラックスが残っていると基板を痛めてしまいます。
こちらは基板から取り外したSwitchの充電口部品です。よーく見てみると、ピンが1カ所折れていました。赤丸で囲ってあるところです。
普段から何気なく充電していると気付かないかもしれませんが、充電口のピンが折れた状態で使用し続けていると、繋がってはいけないところに電気が流れて基板がショートしてしまうことがあります。
実はこの症状、Switchで非常に多いためクイックリペアプラス鹿児島店でも修理依頼が絶えません。
充電口の修理を行っても充電できないといった症状は改善されなかったため、やはり基板がショートしているようです。
そこで基板をテスターで確認してみたところ、画像の赤い四角で囲ってあるICチップ(BQ24193)が壊れていました。Switchで充電できなくなった際、このICチップが壊れているケースが多いので、特定に時間はかかりませんでした。
ICチップ(BQ24193)を交換するには、隣にあるプラスチック部品を取り外してから作業する必要があるため少し時間がかかります。
無事復旧したSwitch
修理後は、充電やテレビ出力などに問題がないか確認します。画像でも分かるようにテレビ出力もできるようになり充電されているイナズママークも表示されています。
今回のスイッチが充電できなくなった原因は、ICチップ(BQ24193)の故障によるものでした。このICチップを交換するだけでも復旧できた可能性もありますが、やはり根本となる原因(充電口)も同時に修理しなければ同じ故障に繋がってしまいます。
Switchでテレビ出力ができなくなったり、一定の角度でしか充電ができなくなっているなどの不具合が起きている場合は、症状が悪化して基板が壊れてしまう前にクイックリペアプラス鹿児島店へお持ち込み下さい!
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